地球上の森林面積の減少
- 地球表面の約71%は海、約29%は陸地
世界の森林面積は40億ha、陸地面積の約30%。熱帯林を中心に減少し、2005年から10年間に毎年約
0.08%、約340万ha(四国1.9個分)の森林が減少
日本の森林面積は、国土面積の約67%。森林・林業基本計画では20年後に、面積は規模として森林蓄積の約10%増加を目標とし
ている。
森林破壊の原因
①非伝統的な焼畑耕作 ②薪炭材(しんたんざい)の過剰伐採 ③農地への転用 ④過剰放牧 ⑤不適切な商業的な伐採 ⑥森林火災 ⑦酸性雨の影響
森林破壊の影響
①木材資源、食料・農産物の減少 ②土壌の流出、洪水・土砂災害などの発生 ③野生生物種の減少 ④気球温暖化などの気候変動促進
森林破壊に対する取り組み
①1992年地球サミット 森林原則声明の採択
②1995年 モントリオールプロセス合意 森林経営の持続可能性を客観的に把握し評価するための基準・指標の策定
③持続可能な開発目標(SDGs) 2030年までに陸域生態系とそのサービスの保全・回復、持続可能な利用の確保、森林の持続可能な経営促進、森林減少阻止、老化した森林の回復、植林の大増幅で合意
④森林認証 実際的な制度として、日本では森林管理協議会と緑の循環認証会議による認証が行われており、グリーン購入法の対象
⑤REDD+ 途上国における森林破壊と温暖化を防止する施策を実現・促進する仕組み。森林を伐採するよりも保全する方が、経済的に高い利益を生むようにすることで、森林破壊と温暖化を阻止する