函館市から厚沢部町を経由し、車で2時間ほど走ると日本海を見ることが出来ます。気のせいか太平洋とは少し海面の色が異なるような。
更に車で走ること30分ほどで乙部町に到着。この町の海岸線には奇岩や柱状節理が形成する絶壁など風光明媚な地形が続きます。
くぐり岩と呼ばれる場所は古くからニシン漁が盛んだったようで人の手によって掘られたようです。ここ乙部町あたりは室町時代から和人が出入りしており北海道の中でも最も歴史の長い地域と言えるでしょう。
くぐり岩から歩いて10分ほどのところにあるシラフラと呼ばれる白い岸壁はテレビのCMにも登場した有名スポットです。
夕日を受けたその姿はとても美しい、夕暮れ時に訪れてみたいものです。
シラフラを展望できる場所もあるようです。
乙部町には元和台海浜公園と呼ばれる海のプールがあり、多くの海水浴客で賑わっていました。この日は最終日とあって特に人が多かったのかもしれません。自然を生かしたこのようなプールは北海道ならではでしょうかね。
北緯42度岬は名前のままですね。オランダよりも10度ほど低い緯度に位置する乙部町、そう考えるとヨーロッパが身近に感じられてきます。
そしてここ乙部町は幕末維新、戊辰戦争時に新政府軍が北海道に上陸した場所でもあります。
静寂の中、日本海にゆっくりと沈んでいく太陽の姿は素晴らしいものでした。これも北海道の自然ならではのものですね。
もう一度見てみたい風景でもあります。