海炭市叙景

仕事帰りに渋谷のユーロスペースに向かった。

映画「海炭市叙景」を観るためだ。

地元の友人にこの映画のことを聞いたのがきっかけだ。

おそらく友人から聞かなければこの映画に気が付かなかったかもしれない。

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ユーロスペースは小さな映画館であり、むしろ落ち着く気がした。

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映画の内容は海炭市で起こる日常の些細なこと5つを巧みに連鎖させ、

そこで生活している人々の心の内面をうまく映し出すというものだ。

海炭市とはほぼ函館市のことで原作に少し手を加えてほぼ全編を函館ロケとしている。

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実は、元旦に函館シネマスアイリスでこの映画を見たのだけれど少し内容に疑問が残ったので

原作を読んだのちに再び鑑賞してみたということだ。

驚いたことに、この映画作成の発起人の一人がシネマアイリスの支配人だという。

このような人たちが今の函館を支えているのだろう。

また、この映画の主人公の1人である井川兄妹は海炭市の造船所に勤めていた。

この造船所とは函館どつくのことであり、かつの父親の職場でもある。

一度、進水式を見せてもらったが、あまりの迫力に圧倒されたことを覚えている。

やはり父親も函館を支えている一人である。

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函館の顔ともいえる函館どつくのゴライアスクレーンを映し出した最後の映画

となってしまったこの映画。やはりあのクレーンが無い函館湾は寂しいものだ。

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