明治時代に旧小倉藩小笠原家が住居としていた洋風館が残っているというので見に行ってみました。
これまでに前田邸、朝香宮邸などを訪ねていたのでその規模には驚きはしなかったが、やっぱり普通の人が住む住宅の規模とは程遠いですね。
戦後GHQに接収され、 現在はレストランとなっており結婚式場としても利用されているようです。カフェも併設されているみたいなので一度中に入ってみたいですね。
中庭は西洋庭園となっており、いかにも侯爵邸という風景が広がっている。
明治時代の遺構を訪れると毎回感じることだが明治の日本人の時代への適応力には本当に驚かされる。それとも単に西洋文明を楽しんでいただけなんだろうか。
中庭への入り口には鶏をかたどって石窯?みたいなものもがありました。これは流石に当時のものではないでしょうね。
中庭に面した大きな窓が並ぶ大部屋では結婚式の準備中だったのかスタッフの方が作業をしていました。こんな環境に身をおけばきっと楽しい時間を過ごせるでしょうね。
この館の空間にいると日本にいることを忘れてしまいますが、ふと遠くを眺めると現実に戻ります。やっぱりここは日本だなと。
都心の住宅地にある小笠原侯爵邸が戦火の被害を免れたのは奇跡とも思われますが他にもこの手の館が残っていそうなのでまた情報収集してみるかな。